こころのアルゴリズム、私にもください

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バーチャル発達障害者のおかしな人工知能論

発達障害当事者が歯医者さんに伝えたいこと

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こんにちは。歯科医院ジプシーのなもなです。

あなたは、歯科が好きですか?それとも苦手ですか?

私は……苦手です。

歯科のどこが苦手なのか、記事にまとめてみました。

おつきあいいただけると、なもな、とってもうれしいです!

うまく歯の手入れができないことを責められる

私は、歯科に大きなトラウマがあります。

それは、小学校の低学年になり、はじめて歯医者に通いはじめた頃のこと。

私の口をみた歯科医師がいきなり

「きったねえ歯だなぁ~おい!!」

と言ってきました。

私は衝撃で固まりました。

それから、恥ずかしさでいっぱいになりました。

この時のことは一生忘れません

 

これ以来、私は歯科が苦手です。

同時に、いつも待合室でかかっていたリチャード・クレイダーマン(甘いマスクとドラマチックな曲で1980年代に大人気だったピアニスト)も苦手になりました。

(完全にとばっちりです。ごめんなさい)

今でも、町なかで不意にクレイダーマンが流れるたび 私のこころは暗く沈みます。

 

発達障害で不器用だとしても、歯科で指導を受ければ歯磨きの知識を身につけることは可能です。

しかし、

・優先順位の決め方

・体力の保持

・集中力の制御

などに困難があり、1日3回 忘れずに正しく歯磨きすることがなかなかできません

 

私を責めた歯科医師は、もしかしたら私にショックを与えることで歯磨きの習慣をつけさせようとしたのかもしれません。

しかし、それは私にとっては逆効果でした。

治療中に呼吸ができない

次は、実際の治療行為に付随する困りごとです。

歯科医師が処置をする際、患者は数分間 上を向いて口を開ける姿勢になりますよね。

私はその間、自由に呼吸ができないのが悩みです。

 

私は、普段は口呼吸をしています。

それはおそらく、鼻呼吸がうまくできないためだと思います。

診察中は口を開けつつ、口ではなく鼻から息をすればいいのでしょうが、私にとってそれは至難の業です。

 

そうすると、だんだん唾がのどにたまって呼吸ができなくなるんです。

歯科のスタッフさんは「苦しい時は手をあげてくださいね」と言います。

しかし、そうすると一つの処置をはじめてから約30秒ごとに必ず手を挙げ、処置を中断させることになってしまいます。

 

そんな手間をかけるのは申し訳なく、いつも我慢してしまいます。

 

ただ、毎回 息を止めて我慢するうちにすべての処置が済めば 問題はありません。

しかし、限界まで我慢した後は、急に咳き込んで大きく息を吸うしかないのです。

それが歯を削っている最中に起きると、とても危険ですよね。

そんな最悪の事態になることを恐れて、処置中は常に緊張しています。

 

私にとってこの苦しみは耐え難いものなので、どうしても歯科医院から足が遠のいてしまいます。

口の中で何が起こっているのかわからない恐怖

最後は、プラスアルファの願望です。

そして、同じ発達障害当事者でも私と正反対の感じ方をする人もいるかと思います。

それは、「次に処置で使う切削器具を見せてほしい」ということ。

 

次にどんな処置をして、どんな刺激がやってくるか予告してくれる歯科医院は増えてきました。

予告があることで、痛みや冷たさ、音への気構えができるので、これはありがたい配慮です。

 

私の場合、説明が具体的/視覚的であればあるほど安心です。

特に、切削器具を実際に見ることは、その後にやってくる「削られ感」を予想するのに役立つと思います。

 

しかし、実際は先の尖った切削器具を見て恐怖感が高まってしまう方のほうが多数派でしょう。

いつか歯医者さんと十分こころが通じ合えたら、私の奇妙な願望を伝えてみたいです。

¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
さいごまでおつきあいいただき、なもなはとってもとってもうれしいです!

 

実は、この記事には続編があります。

私はこのたび、発達障害を明らかにして あたらしい歯科医院にかかることにしました。

この歯科医院での発達障害カムアウトの体験談も、近々別の記事としてUPする予定です。

 

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そしてのんびりお待ちいただければ、私のレアな体験談が届きます。

お楽しみに?!


また、はてなダイアリーには、ADHD当事者の歯医者さんがいらっしゃいます!

心強いですね!!

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またお会いしましょうね▼▼▼