アラフォー発達障害者、科目等履修生として大学へ(準備編)
こんにちは。仕事と家事をゆるく両立している なもなです。
当ブログでは、私が縁もゆかりもない大学の科目等履修生となったお話をシリーズでしるしていきます。
今回は出願準備→出願→入学手続までいきますね。
おつきあいいただけると、なもな、とってもうれしいです。
gaccoで統計学を受講し、勢いづく
前回の記事(下記参照)で、過去と未来をむすぶために学ぶことを決意した私。
ですが、自分のためにお金と時間をかけて学ぶことに、こころの中にいる受身の小人(損得勘定やすりこみ)は抵抗します。
受身の小人を説得するために、まずは低リスクでできるオンライン学習からはじめました。
私が最初に登録したのがこちらのサイトです。
gacco(ガッコ) 無料で学べるオンライン大学
gaccoについてはまた別の機会にくわしくおはなししますね。
ここでいくつかの講座をうけて勢いをつけたあと、さらなる学びをもとめて科目等履修生になる準備をはじめました。
科目等履修生の受講科目のえらびかた
では、科目等履修生としてどの大学のどの科目をえらんだらいいのでしょうか。
1:通える範囲の大学をピックアップして、ホームページなどで科目等履修生をうけいれているかしらべる
2:現実的に通えるかイメージしてみる
3:ホームページなどでシラバス(各科目の簡単な説明書)をみて、興味のもてる科目をさがす
という順でしぼりこんでいけばいいと思います。
大学えらびの基準は、通いやすさを第一にすればいいでしょう。
なぜなら、社会人が気軽に受講できる教養科目にかんしては、偏差値などにかかわらず一定レベルの講義がおこなわれているといえるからです。
科目えらびに迷う方には、私は統計学をおすすめします。
統計学のセンスが加わると、日ごろ目にするニュースの見え方がかわりますよ。
社会学でも必要なので 文理問わず様々な大学で開講しているのも おすすめできる理由です。
シラバスでは、科目の概要や試験の有無および実施方法などがわかります。
ただ、各科目の担当教官が主観的にかいているのではっきりしない点も多く、シラバスだけでは科目間の厳密な比較はむずかしいです。
そんな中でミスマッチをさけるためにできそうなこととして、
・シラバスで指定されている教科書を入手する
履修済みの人がフリマアプリに安く出品していることがあるので、さがしてみましょう。ネット上になければ大学の売店をあたってみましょう。
教科書を買うのは入学後でもおそくはありませんが、事前に手に入れておくと 講義の大まかなレベルを知るのに役立ちます。
(残念ですが 実際の講義では指定の教科書を使わないことも多々あります。このへんのリスク管理はご自身でおねがいします)
・「楽天みんなのキャンパス」で検索する
講義情報 授業評価 大学別の掲示板 サークル情報 みんなのキャンパス
裏技になりますが、上記のサイトのスマートフォン版にアクセスすることで、授業の評価や単位の取りやすさの口コミを垣間見ることができます。
本来は会員登録(楽天市場などの会員とは別の登録)が必要ですが、あくまで一般学生向けのサービスなので、科目等履修生は登録しないのが無難です。
科目等履修生のスケジュールの例
受けたい科目が決まったら、入学に向けて具体的にうごいていきましょう。
入学時期は「各学期のはじめ」であることが一般的です。4月以外にも9月や1月などの場合もあるかと思います。
履修したい科目の開講前のタイミングで出願します。
~2か月前:出願準備
願書取り寄せ:大学へ請求し、郵送や窓口でうけとります
出身校の卒業証明書取り寄せ:最終出身学校(高校や大学)の卒業証明書 余裕を持って取り寄せましょう
健康診断書:私は提出しましたが、不要な大学もあるそうです
検査項目はごく一般的なものでした
身体測定/血液/視力/聴力/胸部X線/内科問診
願書に同封の用紙をかかりつけの診療所に持ち込みました
証明写真:学生証用 スピード写真やスマホプリントでOK
2か月前:出願
準備した書類にくわえ、下記のようなものが必要です
願書:志望動機や希望の科目を書きます
担当教官の印が必要だったので焦りましたが、大学の事務担当窓口に相談したところ、代わりにもらっておいてくれました
履歴書:学歴や職歴を書きます
検定料の振込済証明書:銀行窓口であらかじめ支払っておく必要がありました 日程に余裕をもちましょう
1か月半前:選考(書類選考)
事務担当の方によると、学内の会議での審議をもって選考とするそうです
入学金を用意して待ちましょう
1ヶ月前~:合否通知と入学手続
合否は郵送で通知されるのが一般的です 学歴や職歴で落とされるということはないと思います
合格通知が予定通りに届かなかったら大学に問い合わせましょう(よくあることのようです)
合格通知が届いたら、入学金をすみやかに支払いましょう
入学手続きは郵送でも可能な場合がありますが、手続き期間が短いため、また事務担当の方に顔をおぼえてもらうために大学の窓口でおこなうことをおすすめします
発達障害であることを大学に伝えるべきか
発達障害のある方の場合、それを大学に伝えるかどうかは一概には決まっていないと思われます。
ただ、場面かんもくがあったり 刺激に対して発作がおこる可能性があるのであれば、相談しておいたほうがお互いに安心かと思います。
健康診断書を提出する場合は、誠実に伝えたほうが無難でしょう。
私の場合、健康診断を受けたかかりつけの診療所にコンサータを服用していることを伝えてあったので、発行された健康診断書の特記事項にコンサータ服用との記載がありました。
医師の総合所見(修学可否の選択)は「多少の問題もあるが修学に耐えられる」
医師のコメントとして「薬を飲んでいれば問題ない」と記載がありました。
大学側に「コンサータ服用=発達障害」という認識があったかどうかわかりませんが、普通に入学の許可がおり、通学中は発達障害者として特別なあつかいをうける場面はありませんでした。
科目等履修生になるのにかかる費用の例
健康診断料:数千円
写真代、証明書取り寄せ費用など:千円前後
検定料:1万円
入学金:3万円
※学期や年度をまたいで継続して通学したい場合、その都度支払わなければならない大学と免除される大学があるようです
授業料:1単位あたり 1.5万円
※1学期1科目=1単位ではないので注意!私は見積もりを誤りました。
私の場合 2科目4単位で総額 10万円くらいかかりました。
教養だと考えると出願は大きな決断になりますね。しかし、1回の講義に換算すると3000円程度となり、それで本物の大学の講義をうけられるのならたいへん有意義なのではないでしょうか。
長編の力作になりました。ふぅ。読むのもたいへんだったでしょう?!
最後までお読みいただき ありがとうございました。
次回はgaccoについて、またはキャンパスライフ編をお送りします。
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