アラフォー発達障害者、科目等履修生として大学へ(実践編2)
こんにちは。元科目等履修生で今はただの人、なもなです。
シリーズで書いている科目等履修生の体験記、今回は大学での過ごしかたや家での学びかたをおはなししていきますね。
おつきあいいただけると、なもな、とってもうれしいです!
アラフォー科目等履修生が大学になじむためにおこなったこと
まず、超アウェイな立場としての、キャンパスでの過ごし方についておはなしします。
こちらはちょっと自虐がはいった「コミュ障のライフハック」になりそうです。
どうぞ笑ってください。
定位置を決める
講義をうけるとき、教室のどの席につくかは自由です。
しかし、おおまかにでも席を決めておくとよいでしょう。
その理由は二つあり、その一つは「他の学生からみて違和感がなくなるから」、もう一つは「自分の気持ちが安定するから」です。
いつもの席について一回深呼吸をすれば、落ちついてその空間になじめます。
おすすめの位置は、教室への出入りがしやすく、かつ両隣を囲まれるおそれのない壁際の席です。
前後でいうと、自分より前に何人か座っているのが見える三列目くらいがいいと思います。
これは、他の学生の後姿を見ることで、さらに後ろから見られている自分をイメージしやすくなり、緊張がとける効果を期待しています。
仲間はできなかった、でもそれでOK
私は入学前、話しかけられた時用の自己紹介文を頭のなかでぐるぐる考えていました
しかし実際は、プリントを回すときにちょっとやりとりするくらいで、情報交換するような仲間もできませんでしたorz
残念ではありますが、そもそも私は発達障害で、人と自然に親しくなるのが苦手なのです。
そして、大学には学ぶために来ています。
仲間づくりが目的ではありません。
今回はこれでよかったと思います。
仕事や家庭と大学生活の両立は可能か
科目等履修生を検討する読者の方は時間のやりくりが気がかりではないでしょうか。
私の場合、子供もおらず仕事も短時間なので、あまり苦労はしませんでした。
・仕事:4時間/日
・睡眠:7時間/日
・家事:5時間/日 (料理、洗濯、ときどき買い物と掃除)
だとすると、それ以外は
・自由時間:8時間/日
となります。
この 1日8時間の自由時間の中から
・講義と通学:週に2回、3時間/回
をひねり出すのはそれほど難しくはありません。
ただ、スケジュールの都合上、【講義→仕事】と【仕事→夕飯作り】の切り替え兼休憩時間がほぼ0分だったのは、一つのことに没頭してしまう傾向のある私にはきつかったです。
良かったこととしては、学問という目標ができたからこそ、家事を手抜きできるようになったことがあげられます。
「オニオンスライスを一品のおかずとカウントしていいよ」という夫の言葉は、通学するようになってはじめて受け入れることができました。
また、私が大学に通いきれたのは、仕事のシフトを変えてくれた職場の理解があってこそであることは、言うまでもありません。
科目等履修生の自主学習
時間
もっとも勉強したのは、あたりまえですが講義中です。
その次にはかどったのは、講義のあった日の夜など、意欲がのこっている時ですね。
復習から予習もぱぱっとしてしまうと、あとが楽です。
試験前の土日には、図書館の自習室やファミリーレストランで勉強したこともあります。
勉強ばかりの毎日は大変ですが、主体的な小人(こうありたいと望むこころ)とじっくり対話すれば、入学前にやっていた娯楽や休憩はなくなっても平気になります。
アプリを活用して勉強のモチベーションを保つのもいいですね。
「StudyPlus」は学習記録を仲間と共有してはげましあえるアプリです。
私は大学を終えてから使い始めましたが、いつも良い刺激をもらっています。
勉強法
私が履修した科目では、教科書やレジュメ(教科書代わりのプリント)の練習問題に似た問題が試験にでると公言されていました。
そのため、まずそれらの練習問題をひととおり解いてみました。
それが終わったら、教科書やレジュメをノートにまとめ直します。
このとき違和感がのこった部分が まだ理解できていない所なので、何度か復習します。
手元の資料だけではイメージがわかず、多角的に理解したいと思ったときは、他大学のレジュメも参考にしました。
人工知能に関しては北海道大学のサイトにたいへん助けられました。
統計学では、こちらのYouTubeチャンネルがとても役立ちました。
良い時代です!!
そして試験がやってきた
試験前はこの上なく緊張しました。
でも、これは私の実感でもあるし教官も言っていたのですが、得点の9割(つまり、余裕で単位が取れるライン)は高校までの知性+ちゃんと講義を受けていれば取れます。
自腹を費やして入学したあなたならきっと大丈夫。
わからない部分があって大問1問くらいすっとばしてもいいんです。
私の場合、人工知能論の「論理計算」は最後まで完全には理解できませんでした。
そこに「スコーレム標準形」という耳慣れない言葉があります。
その意味や使い方はもう忘れてしまったけれど、この不可思議な響きは一生忘れないでしょう。
最後に試験中の注意事項を一つ。
一般の学生は多数のテストを受けるので、時間を残して退出する人がいます。
プレッシャーに感じるかもしれませんが、気にせず時間いっぱい解答用紙にしがみつきましょう。
ここが、おじさんおばさんの図太さを発揮するときです!
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さいごまでおつきあいいただき、なもなはとってもとってもうれしいです!
記事をよんだ今、あなたはどんな気分ですか?
もっと吸収したいあなたは、こちらの記事をあわせてお読みください。
それとも あなたも語りたくなった?どうぞいってらっしゃい。
↓↓↓またお会いしましょうね。