【基本編】こころのアルゴリズム
#基本編 #人工知能
あなたは、しあわせはどこにあると思いますか?
わたしは、ずっとそれを探していたけれど、手がかりをつかめずにいました。
人工知能の勉強をすれば 人間の心の核心に近づき しあわせのありかもわかると思っていたけれど、なかなか叶いませんでした。
人工知能の学習 と 人間の意思決定の間には 大きな違いがある。
それが何かを突き止めるべく 私なりに検証して出した仮説がこちらです。
あなたの中の2人の小人
あなたがある状況に置かれたとき、あなたの中では2種類の異なる計算方法(アルゴリズム)で叩き出された、しばしば正反対の思考が生まれます。
古典的でわかりやすい小人に例えて説明しますね。
【ひとりめ:受身の小人】
外部(世間一般)の反応を基に学んだ命題(価値観)や計算式をたくさん持っている小人
関連ワード:~すべき/~というものだ、相対的数値、際限の無さ、金銭的/社会的利得、恥の意識、人工知能的計算
【ふたりめ:主体的な小人】
内部から不思議と湧いてくる欲求に素直な小人
関連ワード:~したい、固有名詞、足るを知る、身体感覚、主体的自我
あなたの脳内ではこの2人の小人がそれぞれの作戦をもちいてその後の方針を提示してきます。だから相反する思考であなたは混乱してしまったりするわけです。
では、最終的にどのように意思決定や行動がなされるのでしょうか?
舵取り役はあなた
2人の小人の言い分を吟味して実際の行動に落とし込むのは、そう、あなた自身です。
社会の中で生きる存在として、バランスやTPOを考えて柔軟に対応できるのが、舵取り役のあなたなんです。
だから、たとえ受身の小人の方が声が大きくても、時にはあえて主体的な小人を選ぶ判断をすることも可能です。
このバランスのとり方にあなたのカラーが見え始めたら、それは「自己」とか「あなたの哲学」というものが確立されたと言ってもいいのではないでしょうか。
しあわせは主体的な自我が握っている
このように考えたとき しあわせがどこにあるかといったら、それは主体的な小人がどれくらい満たされているかだと、私は思うんです。
受身の小人の弾いたそろばんを採用して 100万円得をしても、きっと本当のしあわせは感じられないでしょう。
だからこそ、チャンスを見極めて主体的な小人に応える機会を増やすことが大切なのだと、私はようやく気付きました。
振り返れば、私はずっと 主体的な小人なんて存在し得ないと思い込んでいました。
その弊害として現れた様々な歪みの総体が 発達障害なのかもしれません。
主体的な小人=自我を育て直してしあわせになることに、私のこれからの人生を捧げます。
あなたは、どう感じられましたか?