こころのアルゴリズム、私にもください

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バーチャル発達障害者のおかしな人工知能論

不器用を改善するのに血のにじむ努力はいらない!その意外な方法とは

#からだ #おとなの療育あそび #なもなの仮説


こんにちは。発達障害ぜんぶのせ、なもなです。

突然ですが、あなたは器用ですか?不器用ですか?

 

うんうん。

私?私はもちろん、最高に不器用ですよ♪

「発達性協調運動障害」というのでしょうか、よく人やモノにぶつかったり、茶碗をおとしたりしていました。

小さな失敗の連続で自己肯定感がぐっと下がる、困った特性です。

 

では、不器用な人は器用にはなれないと思いますか?

私は、そうは思いません。 

ここ一年ほどで私自身が変わったから。

不器用には理由があります。それは、あなたがダメ人間だからではありません。そして、不器用は改善します。そこには、血も汗も涙もいりません。ただ一つ、脳の認識を変えるのです。おつきあいいただけると、なもな、とってもうれしいです!

 「意味ネットワーク」とは

人工知能の考え方のひとつに「意味ネットワーク」があります。

文や単語の意味、概念間の連想関係、知識などをネットワーク形式で図式化して表したもの。 個々の概念をノード(節点)とし、その意味関係を矢印で結んだ相関図にする。

出典: 意味ネットワーク(いみねっとわーく)とは - ASCII.jpデジタル用語辞典

 

これはつまり、世界中のさまざまなモノやコトを、一定の法則(共通性や階層構造)にそって結んだり束ねたりした図で考える、というやり方です。

人間は 意味ネットワークをもちいて連想することで脳の記憶容量を節約できる とかんがえられています。

 

不器用な人の身体認識

ここで私は仮説をたてました。

不器用な人は、脳の中での

1:自分の身体の認識がざっくりしている
2:周囲にあるモノへの認識がざっくりしている

のではないかと。

 

まず、器用な人の身体認識の一例を図であらわしてみます。

f:id:namo_na:20180816085513p:plain

どーん!

 ちなみに、こちらは手だけを詳細にみた図になります。

スペースの都合で割愛しましたが、頭、胴体、下肢、腕…もそれぞれもっと細かく表現できます。

図の中の「上位概念」は より抽象的な概念、「下位概念」は より具体的な概念です。

 

つぎに、不器用な人の身体認識の模式図がこちらです。

f:id:namo_na:20180816085507p:plain

どーん!

いやいや、さすがにここまでざっくりしてねーわ!

とツッコミをいれる方もいらっしゃるでしょう。

確かに、私でも ピアノを弾くときなんかは ちゃんと指単位で認識しています。

しかし、そのように「指を使う」ことが明示されている場面をのぞけば、確かにこのくらいざっくりした身体認識でなんとなく生きてます、私は。

 

でも実際は私にも手の関節、指の関節はあって、それぞれ違う動きができるんです。

そうであれば、上の「器用な人の身体認識」図にそって、それぞれの関節の個性を最大限に活かしてあげる。

そうすれば、身体もよろこんで良いパフォーマンスができるということだと思います。

 

感じるのがこわいの?

では、不器用な人はなぜ詳細な身体認識ができないのでしょうか。

これは私の想像ですが、
・単純に、詳細な身体認識に慣れていないから

自分の存在を受け入れていないため、身体について探索する気持ちになれない

といった側面があるのではないでしょうか。

 

というのも、このようなことを考えはじめたころ、私は自分が指先の感覚をかんじないようにしていたことに気づいたのです。

とくに中指から小指をほとんど使わずに生活していました。

モノを持つときはいつもソフトタッチ。過去の写真をみると、ピースサインをする手がキツネみたいになっています。


それを一度深く自覚して、指を使うたびに指先の感覚を思い出すよう習慣づけました。

そして、これには一定の効果があることを実感しています。

今でもたまにモノを落とすことはありますが、地面に落ちる前にすかさずキャッチできるまでになりました。

 

思い出すときにおすすめしたい合言葉があります。

それは

「中指!小指!薬指!」

指の順番がちがいますが、こっちの方が語呂がいいです。

こころの中でつぶやいてみてください。

ほかに、

「信号待ちをしているとき、足の指の感覚を思い出す」

のも、器用さに加え体幹や「生きている感じ」を強化するのに効きますよ。

モノも細かく認識しよう

不器用な人は、「触れる対象のモノ」についても、認識がざっくりしているのではないでしょうか。

複雑な形をしたモノも、「球」とか「立方体」といった認識に端折ってしまうため、特徴や重心を正確にとらえることができないと推測します。

 

これを改善するには、細かい身体認識をする、つまり、五本の指をそれぞれ独立に動かしてモノに触れることが不可欠でしょう。

ドラえもんの手ではなく、ちゃんと人間の手と指で持つイメージです。

そうすると、器用になると同時にとモノの個性を愛せるようになります。

この幸せが、あなたのところにもやってきますように。

 

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さいごまでおつきあいいただき、なもなはとってもとってもうれしいです!
記事をよんだ今、あなたはどんな気分ですか?
もっと吸収したいあなたは、こちらの記事をあわせてお読みください。

 

namo-na.hatenablog.com

 

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